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機動戦士Zガンダムの良さを理解したい

  • 2011/06/22 23:10
  • Category: 日記
機動戦士Zガンダムについて

長いので、追記にて。
◆◆◆◆◆◆◆◆
 今月、Zガンダムを見ました。初期のアニメです。
 面白さが解らなくて悔しい思いをしてます。
 なぜかというと、名作と言われているものの良さを理解出来ない ということは、それを表現することもできない、ということだからです。

 ガンダムを楽しめた私は、ホワイトベースの仲間やシャアのその後が描かれるZガンダムは、より楽しめる、と予想していました。

 最初の5話は楽しみました。カミーユの両親のエピソードがあり、カミーユもアムロのように過酷な状況をくぐり抜け、成長して行くのだろうな、と思っていました。
 最後の5話。ハマン・カーンが本格的に登場してから面白くなりました。
 最後の5話は夢中で見れました。ですから、後味は良いです!
 しかし、6話から45話までの40話分は楽しめませんでした。
 2割楽しめて、8割楽しめなかったです。
 
 これから書くことは、その8割に関してのことです。

1.男キャラに魅力がない。
 ガンダムには一本筋を感じさせる男キャラがたくさん登場しました。
 19歳で艦長を勤め上げたブライト。背中で語ったリュウ。軽口を叩きながらもしっかり仕事をするカイ。軟派に見えて硬派なスレッガー。そして、理不尽な難題にぼやきながらも立ち向かい続けたアムロ。
 敵キャラにも魅力がありました。シャアにも、ガルマにも、黒い三連星にも、マクベにも、それぞれの男らしさがしっかり見れました。ドズル・ザビは怨念と言っても良いほどの気合いがありました。

 それが、Zガンダムになると、見られないように思いました。
 カミーユやカツといった若者は「大人は敵だ!」という基本スタンスに、気に入らなければすぐ暴力に訴える。その場を逃げ出す。自分の感情で命令は聞かない、という我がままさです。

 二人に命令を聞かせることができない大人も情けないです。
 ブライトもシャア(クワトロ)も、命令違反に何も言いません。
 時にはカミーユに殴られて、「これが若さか…」と涙します。
 威厳の欠片もありません。
 敵キャラはどうでしょうか。ジェリドは態度ばかりでかく、俺はトップに立つ!といきまきますが、どんな思想があって上を目指しているのかは分かりません。彼の言動から察するに、自分のしたい放題にするために権力を欲しているのかな、と思います。ジェリドに「あなたは世界を良い方に動かせる力がある」という意味合いのことを話すキャラがいるのですが、どこをどうしてその評価になったのか、全く分かりません。無理やり理由を考えるなら、おそらく、ティターンズの訓練の成績が抜群だったのかも知れません。ジェリドは失敗を恥じないツラの皮の厚さと逃げっぷりは抜群でした。
 シロッコは、ただ上っ面の愛情をちらつかせて、寂しい思いを抱いている女戦士を利用していただけです。
 ティターンズの大佐はただの腹立つおっさんでした。器の大きさを感じさせる場面は見あたりませんでした。
 ハンムラビに乗っていたおじさんは良い感じでした。
 私には、そう感じられました。

2.ストーリー
 Zガンダムのストーリーは、エゥーゴとティターンズの勢力争いの駆け引きよりも、カミーユと敵パイロットの人間関係に重きが置かれていたように感じます。
 美しい敵と仲良くなり、立場の違いゆえに戦わなければならない切ない物語。
 私の中で、そうなりませんでした。
 なぜ、カミーユが強化人間の女性にモテるのか理解できなかったからです。
 強化人間の女性たちは、作戦としてカミーユに近づいていたにしては、自分の精神的な欠落をカミーユに埋めてもらおうとしていたように感じます。
 カミーユがニュータイプだから、惹き合うものがあったのでしょうか。
 それは、視聴者にとって、「主人公だからモテている」以上の意味をもちません。
 ですから、二人の関係に感情移入が出来なくて、闘いの葛藤も白けたものに感じられてしまします。

 それと、カミーユは、優しいのではなく、ただの女たらしに感じられました。
 例えば、ロザミィを抱きしめた直後、ファーに体を寄せたりします。
 「抱きしめるしキスもするけれど恋人ではない、常人にない直感で惹かれあう仲」なんて、私には理解できません。
 最後のカミーユは、誰も責める事が出来ないように、ああしたのかな、とも取れました。

 エマに不器用に愛情表現していたヘンケン艦長さんの方には、とても感情移入できます。


 これが、私のZガンダムの感想です。
 キャラにも、ストーリーにも高い魅力を感じることはできませんでした。
全20話にして、エピソードを絞り、カミーユの成長を丁寧に描いていたら、全く異なる感想を持っていたのではないか、と思います。数年前に劇場版3部作が作られているようです。アニメの密度からすると、そちらは楽しめそうな気がします。


 Zガンダムは、宇宙戦記ものを求めていたのに、ラブロマンスを与えられたような感じです。もしかすると、まさにそれがZガンダムの魅力なのかもしれません。

 四半世紀前の作品なのに今も愛されているということは名作であり、何等かの良さがあるはずです。それを理解できませんでした。
Zガンダムを好きな方、もし良かったら、その良さを教えてください。
人気の理由を理解したいと思っています。
 



 最後に、こうだったら、もう少し面白かったんじゃないか、という私の想像を少し書きます。横目八目ですし、既存のものに口をだすことの無意味さ、愚かさも知っているつもりですが、ダメと言ったからには、代替論の一つくらい上げないと説得力もないと思います。
 キャラ。カミーユのナイーブさを表現するために、両親のことを思い出すシーンを描くとよかったのでは、と思います。例えば、カミーユはZガンダムを設計しますが、それは恐らく、父の影響で身に着けた技術だと思われます。父が、マッドな雰囲気ながら、幼いカミーユにガンダムの設計図を見せて、カミーユ少年が下手な絵を描いて喜んで父に見せている、そんなシーンがあれば、もう少し、主人公に感情移入できたのかもしれません。
 敵キャラ。ジェリドは、ティターンズの中にあって、本当に良い世界を作ろうという志を持った好青年で、ティターンズと争うカミーユをかばってやったり、助けてやったりして、兄と弟のような仲になる。けれど、立場ゆえに、カミーユと闘わなければならなくなる。
 強化人間の女性たちは、もっと無茶苦茶強いパイロットであって欲しかったです。特に後半は、ファーとトントンくらいの強さなので、何を強化してるのかな?と感じました。無茶苦茶強くて、カミーユしか相手できなくて、カツやエマさんなど、仲間が死の危険に晒されるので、どうしようもなく、カミーユが強化人間を倒す、という流れであれば、切ないのではないか、そう思います。もっと最後の3話のような緊迫感のある戦闘をみたかったです。



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  • 2011/07/01 19:50

シコリカ

「良い目をしている」ですね。ランバ・ラル。
ガンダムはぼちぼち見ているのですが、MS08小隊は面白かったです。
RPGの戦闘をあんな感じに、小隊の任務という感じで演出すると、面白そうかも と思いました。
  • URL
  • 2011/07/02 23:09

九村

はじめまして。JOURNEY SKY はちょっとした名のないキャラのセリフが生き生きしていて、私の好きなフリゲのひとつにさせてもらってます。
 あまり人のブログなどにはコメントをしない主義なのですが、Zガンダムは私の人生観にすら関わっているといっていいほど、好きな作品なので、書き込みをさせて下さい。少し長くなりますし、あまりにこの作品にのめり込んだ人間であるため、少々客観性に欠けるかもしれませんが、「こういう意見もあるのか」と、少しでも参考になれば幸いです。
 Zガンダムは、「ガンダム」の続きとして作られたものではなく、「ガンダム」の終わり(否定かも)の物語として作られてるため、そもそもテーマが違うと思います。「ガンダム」は「敵が悪とは限らない。みんなそれぞれ考えがある。それを理解することは可能なはず」みたいなテーマで、Zガンダムは「悪とか正義とかそういうこととは関係なしに人は考えなしに、無意味に争いたがるし死ぬ。理解とか言ってられないのでは」みたいな乱暴な言い方ですけど、「物語的」というより、「文学的」に近いんですよ。だから、Zガンダムには対立も調和も成長も描かれないで、事故みたいな無駄な戦い(カツもフォウもジェリドもあれ事故死ですよね)、理由のない馴れ合いなんかが延々続くんですよ。そんな気がします!
 そういった生きてる人間の気まぐれな暴力「戦いが楽しいから戦う(ハンブラビに乗るヤザンなど)」を批判できるのは死人の側からだけっていうような、ラスト五話らへんのオカルトチックな物語の回収が楽しめたのならば、Zガンダムの楽しいところは楽しめているので、安心していいと思いますよ。最初のほうは無意味にしようとして無意味にしてると思います。私も見直す時はラストのあたりしか基本見ませんし。Zガンダムは、考えるな感じるんだ!って作品です!自分に合わないと思ったなら、それを無理に理解に持ってくこともないと思いますよ。名作の持つそれぞれの違いに気付くには、名作だから全部同じように素晴らしいという気をすてて、気に食わんものは気に食わんのじゃ!と言い切れるパワーが必要だと思いますし。
 あと、シコリカさんはターンエーガンダムは見ましたか?たぶん、ターンエーはシコリカさんも気に入ると思いますよ。ほのぼのとして、牧歌的な生活が描かれていて、そんでもって、Zガンダム的なテーマの「戦いたいから無意味に戦う人類」というのもばっちり描かれてます。
 では、長文失礼しました。夏休みものの新作フリゲ、楽しみに待ってます!
 
 
  • URL
  • 2011/08/16 13:40

シコリカ

九村さん
ありがとうございます。
「文学」という表現に なるほど と思いました。
私は、人を楽しませたり、幸せにする創作が芸術だと思っていますが、そう考えない方もいるわけで、文字の芸術「文学」に対して、私は多少の偏見があるのかも知れません。
一般論ですが(私の中で)、自分の中にある精神世界を表現したいというのは創作のモチベーションの多くの部分を占めているわけで、それだけでは売れないので、色々と”技”を使って、大衆的にしたりします。
富野さんはガンダムで”技”を使って、評価されて、Zガンダムで自分の好きに作る権利なり権威なりを獲得して、文学的作品を発表した。
そんな感じに理解しました。
ちょっと 見方を広げることができたと思います。ありがとうございます。

ターンエーガンダムは、音楽の菅野よう子さんが好きで、去年くらいに見始めたのですが、3話くらいで止まってました。
機会を見つけ、また見てみようと思います。
  • URL
  • 2011/08/20 18:43

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